にほんごTOIROとは
にほんごTOIROは2021年、ドイツ・フランクフルトで生まれました。海外で子育てする親御さんが肩の力を抜いて「家庭での日本語教育」を楽しみながら長期的に続けていける社会の実現を目指し、オンライン子ども日本語教室「にほんごTOIRO」や、海外でバイリンガル・マルチリンガル育児を行う親御さん向け講座、教材開発などの事業を行っています。
ビジョン
海外で我が子を日本語で育てたいと思うすべての親が、
その進め方に迷うことなく、肩の力を抜いて心から楽しみながら日本語育児ができる社会をつくる。
ミッションと「5つの柱」
「にほんごTOIRO」は、海外子育てする親御さんが肩の力を抜いて楽しみつつ、長期にわたって家庭での日本語教育を続けていけるようサポートすることを目的として活動しています。
子どもだけでなく「親の心も満たされる日本語育児」の実現のために、最高の学びの場を受講者とそのご家族に提供し、寄り添いながら伴走していくことを最も大切な使命としています。
そのために、にほんごTOIROは以下の5つの取り組みを形にしていきます。
オンライン日本語教室
海外で日本語を主に継承語として学ぶお子さんを対象としたオンライン日本語教室の運営
親御さんの支援
海外日本語育児の情報発信、親向け講座、家庭教育のサポートプログラム、雇用の創出など
教材開発
海外で育つ子どもに特化した日本語学習教材の開発と提供
日本語指導者の育成
継承語教育・マルチリンガル教育の知識と経験を備えた子ども日本語教師の育成
地域貢献
地域に住む日本ルーツの親子のための私設図書館の開設
スローガン
『 あそぶように学ぶにほんご 』
にほんごTOIROはこのスローガンのもとにすべての教育活動をおこなっています。なぜなら子どもにとっての「学び」は、「遊び」の延長線上にあるものだと考えているからです。日本語=「勉強」ではなく、日本語=「あそび」と位置づけることで、親子がより楽しく笑顔で日本語教育を進めていくことができます。
「にほんごTOIRO」の由来
「TOIRO」の屋号の由来は、十人十色の「十色(といろ)」。
私たちは「色」というと、赤、青、黄などのシンプルな単色を思い浮かべますよね。けれど「赤」といっても、たとえばバラ色、えんじ色、ワインレッド…など、色には様々な種類があって、見え方も人それぞれちがうもの。
TOIROのレッスンで「虹」をテーマとした回があるのですが、「虹は何色(なんしょく)に見える?」と子どもたちに聞いてみると、みんなその数はバラバラ。「3色」と答える子もいれば、「7色」に見える子もいる。けれど、私はそれで良いと思うのです。
海外で育つ子どもたちもこの「虹」のように、本当は何色もの色や自分だけの色を持っているんですよね。けれど自分の色に自信が持てなかったり、自分の色が他の人の色と違うことが気になったりしてしまう。そしてそれはまた、子どもだけでなく親御さんにも言えることではないでしょうか。
そうした子どもたちや親御さんがレッスンや教材、セミナーなどを通して初めて見る色に出会ったり、自分の色に新たな色を混ぜ合わせたりしながら「自分だけの色」を見つけられる場所となりたい。そして「自分の色」を大切にしながら、自信を持って日本語教育の道を親子で歩んでいってほしい。そんな想いをこめて「TOIRO(十色)」と名づけました。
\ にほんごTOIROのマスコットキャラクター /
- TOIROのマスコットキャラクター、『はなまるこさん』。
- TOIROの由来である、「十色」の花びらをまとったお花の女の子です。
- 好きな食べ物は納豆。特技は早口言葉。